2017年09月13日

貸借対照表の考え方

福岡県久留米市の中小企業サポーター、
楽々屋コンサルティングの大山です。

前回の記事で決算書類を確認しましょう、と書きました。
決算書類は財務三表と呼ばれますが
今日はそのうち貸借対照表についてです。

Antique Books - Fairymead
(Photo by srv007)

貸借対照表はある時点の会社の資産の状況を表現したものです。

表の右側に現金や土地などの「資産」
左側にそのもとになった「負債」と「資本」を表現しています。

貸借対照表は会社が自ら出資したお金(資本)、もしくは借金(負債)から
いろいろなものを購入し資産としていることを表しています。

ここで注意すべきなのは貸借対照表は
ある時点の資産の状況を表している、というところです。

例えばROA(総資本利益率)という指標があります。

これは分母に総資本(資産)、分子に利益(損益計算書から持ってきます)をとった指標で
持っている資産をいかに効率よく活かして利益を生み出したかを表すものになります。

高ければ高いほど資産活用が上手、ということになり、
上場企業にもこのROAを高めることを経営目標にしているところがあるのですが、
極端な話、決算のタイミングだけ資産が少なければ
ROAが高い=優良企業に見えるわけです。

資産には在庫なども含まれますので
決算期に向けて在庫を圧縮するのがその手法だったりするのですが
一年のうち、11か月は在庫を放漫に持っていて
最後の一か月だけ在庫を圧縮する、ではもちろん効率的とは言えません。

ある時点という一断面ではなく、いつどの時点の断面でも効率的と言えるよう
筋肉質な財務体質とするために貸借対照表を利用して行くようにしましょう。

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2017年09月10日

まずは決算書を眺めることから!

福岡県久留米市の中小企業サポーター、
楽々屋コンサルティングの大山です。


経営者たるもの、数字に強くなくてはいけません。

Accounting Software
(Photo by Thomas Morris)

もちろん自社の経営状況をしっかり把握されている
経営者の方も多いですが、
意外と自社のことがわかっていない方が多いのも事実です。

そうした方は、財務3表と呼ばれる、
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書を
決算時に作成しているはずですので
まずはこれらを眺めることから始めましょう。

ただ眺めているだけでも

「棚卸資産が多いな・・・
 倉庫に在庫が積み上がっているもんな・・・」

などの気づきが得られます。

本来は月次くらいの粒度で数字を把握していきたいのですが
まずは年ごとの経過を把握するだけでも
気づくことがあるはずです。

中小企業診断士は、これらの情報をスタートに
様々にヒアリングを行い、施策のご提案をしていくことになります。

経営者の皆さんも、それらの情報から何かヒントが得られないか、
自ら考える材料としてみましょう!

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2016年03月20日

企業の管理指標〜当座比率〜

福岡県久留米市の中小企業サポーター、
楽々屋コンサルティングの大山です。

前回の記事で企業の安全性を見る指標として
流動比率をご紹介しました。

しかし、実はこの指標は完全なものではありません。

1株(429円)だけ持っている阪急阪神HDの株主優待券が届きました。全32ページもあるけど、使えそうな優待券が皆無という…。
(Photo by tkaige)

というのも、流動比率の分子である流動資産には
棚卸資産のようにいざ必要となった時に
実は現金化しにくい
可能性のあるものが含まれているからです。

そこで現金はもちろん、
預貯金や有価証券など
現金化しやすい資産(当座資産と言います)だけで
安全性を見ることがあります。

これは当座比率、と言い

当座比率=当座資産÷流動負債

という式で表されます。

一般的には90%以上あると安全とされています。

こちらについても自社がどれくらいの数字なのか
確認してみましょう。

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